皆さんも生活の道具や、ファッションなど色々な拘りがおありかと思います。
僕らは「鞄」や「財布(それに付随する小物)」を販売するセレクトショップで、数え切れない程のブランドからセレクトしているわけですので、取り扱い商品にはものすごく思い入れもあるわけです。
その拘りは、素材、使い勝手、パーツ、価格、デザイン等々、様々。
その拘りも実際に選ぶお客様の趣向や用途で良し悪しがありますので万人に向けた商品なんてものは無いんですね。
だから僕らも拘りのブランドのこだわりの商品をご紹介するのはもちろんですが、お客様の用途・スタイル・持ってるバッグ等も伺ったりしながらご紹介するように心がけています。
「使いやすいですよ」の一言って簡単ですが、その方にとっては実は使いにくいなんてことも多々ありますからね。
理由のない「使いやすい」は僕にとってはワースト3に入ります。(もし僕が「使いやすい」発言をしたときに理由がなかったら叱ってください(/_;))
僕らも全くコンセプトやデザインが違うブランドをセレクトしますし、ブランド内でも様々なものを仕入れます。
ただ、基本的に修理等のアフターメンテナンスも行い、永くご使用いただけるように(これについても1つのバッグであらゆるシーンを!なんてものは無いと思うので4番になったり控えに回ったり様々だと思います。でも可能な限り現役で!)考えておりますので国産のブランドが大半を占めています。
いっぱいお買い上げいただけると、売上げは嬉しいですが、永くご使用いただけるのはもっと嬉しいですからね☆
故障やメンテナンスなど、「あれっ??」てのがありましたら、お気軽にご相談くださいませ!(^^)!
病気と一緒で軽いうちが対処しやすいですからね。
いやぁ、いつもより気を使った文章を書いていたらこれで終わった気がしていましたが、ここからが本題でした(*_*;
『SLOW』新作、「クーズー」トートバッグでございます。
まずはド迫力の写真をドーンッ!!
大迫力でございます!
如何でしょう、新品にもかかわらずこの貫禄のある出で立ち!
湯上り卵肌ならぬ、湯上り侍!
歴戦の勲章が数多く見られます、、。
スペックはと言いますと、本体に使用している皮革は南アフリカに生息する「クーズー」という動物のもの。ウシ科に属しますが、カモシカのようなしなやかさを併せ持つのが特徴です。
日本では1頭も飼育されていないためなかなかお目にかかる機会はございません。(僕もこの作品に出会わなければ知ることは無かった気も)
ちなみに、クーズーは2回捻じれた角を持っていて、南アフリカのサッカーファンが応援で使用するブブゼラはコーズーの角が起源といわれています。
そのクーズーの皮は、クラークスのデザートブーツなどに使われるスエード革を供給する1904年創業の名タンナー「Charles F Stead」社製で、銀面をすり、ワックス仕上げで独特な質感を出しています。
また付属革についてもオールデン社にコードバンを供給していることでも有名な、アメリカで1905年創業の「Horween」社製のクロームエクセルを使用しています。
クロームエクセルはコンビなめしの皮革で、その後じっくりとたっぷりとオイルを浸透させてあるのでしっとりとした質感が特徴。
この辺でもう大分お腹いっぱいなんですが(いつになく長文で少々の疲労感)、もう一発ドーンっ!!
内装もまた強力なボディブローをくらったような衝撃です、、。
なんと1950年代チェコ軍のデッドストックのテント生地を使用しています。
ここまでで、なんと三か国またにかけております!!
なんという拘りようでしょうか、最近雑誌などの露出が増えてきたSLOWディレクター、深田氏のパワーははかり知れません。
これらの素材を丁寧に日本製で仕上げるのがSLOW!!
素材作りももちろんですが、こんなバッグをつくる職人さんたちにも感謝感謝ですね!!!
MADE IN JAPANでございます!四か国、夢の共演です☆
サイズはH39×W59×D19.5という大き目サイズ!
旅行などももちろん活躍しそうですが、個人的には5分目くらいの荷物でこの革の持つしなやかさが生むドレープ感を楽しみたいところです。
プライスは68,250円(税込)です!
お値段的にはポーンとって感じではないですが、もちろん生産数は少なく、この革の希少性やら拘りに対して見ると実用性のある方なら間違いなくお得とも言える逸品!
ご紹介が少し遅れてしまったため、気がつくともう在庫もわずかなので個人買いは見送るしかありませんが、せっかくなんで試着を、、。
上半身しか写ってないんでわかりにくいですが、僕が持つとかなりのインパクト!
持ち手の長さを変えられるんで、コーディネートに合わせて印象を変えられます。
この拘り抜いた硬派なバッグ、是非機会があればご覧ください☆
次回はもう少し(っていうかなるべく)軽いネタをご紹介できるよう考えますので。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます\(◎o◎)/!
「こんにちは」で始まったのに、書き終わったのは「こんばんは」の時間。
皆様、朝晩気温が下がってきましたので、おなかを出して寝ておなかを壊さないようにお気を付けください!


